SST研修を行いました
先日、男女共同参画センターはあもにいにて、感染予防対策(入室時の検温・消毒、空間除菌、窓の開放、ソーシャルデイスタンスを保つなど)を万全にして、土屋先生にお越しいただき、SST研修(社会生活を送るために必要なスキル)を実践を交えながら行っていただきました。今春、arataにも新入社員が入社し、各施設の目標を立て新年度がスタートしました。今年度から、土屋先生に依頼し作成していただいたSST(コミュニケーション・感覚を養う・生活動作)を軸とした新しい療育を提供させていただいております。その中で各施設の支援ミーティングを増やし、子供達一人一人に対するスタッフの個々に合った関わり方や前向きな声のかけ方の統一を図ることで、子供達は生きていく中で必要な力を身につけていきます。
今回のSST研修は、二部構成で行われました。
午前の部では、座学やロープレーの中で、児童一人一人の特性を理解したうえで関わること、日々の療育、遊びやゲームなどを通し、いろいろな経験をすることで、子どもたちができることや得意なことを増やしていき、また、ほめる・認めることが、児童の成長を促すことを学びました。
午後の部では、土屋先生に施設を見学していただきました。スタッフの現場での悩みや療育の中での改善点など、アドバイスしていただきました。療育の中に毎日「サーキット」をしている施設があります。ある児童がトランポリンを怖がって不安そうな顔でジャンプしていました。その様子を見て、土屋先生が、スタッフにその子の好きなことを聞き、「ダンスが好きなら、音楽を流しながらやってみたら?」とご提案いただきました。さっそく実践したところ、子どもの表情が急にキラキラした笑顔に変わりスタッフみんなびっくり!その後も音楽に合わせてトランポリンを楽しんでいました。「子どもたちが好きなこと、得意なことを伸ばす」をその場にいるスタッフが再認識できた瞬間でした。その他にも、「児童から見える先生の目線」「スタッフの視点」や「子どもたちとのかかわり方」など、研修で学んだことを具体的にどう生かせるか、しっかり学ぶことができました。
今、そらひろに通っている子供たちが大人になったとき「そらひろでよかった!」と思ってもらえるよう、各施設のスタッフが1つのチームとなり、あらゆる視点で子どもたちをサポートしていきます。これからも、子供たち一人一人のことを理解し、情熱をもって療育を行っていきます!
土屋先生、楽しく、わかりやすい研修、ありがとうございました。